Direto XRのフリーハブ交換

2023年6月4日(日)は富士ヒルクライム当日なのだが、birotaは家でごろごろしている。今年はロードバイクのdi2が故障しているため、レースにエントリーしなかった。当日、晴れてレースが開催されているのを知ると、参加できないことがちょっと残念に感じる。

円安でロードバイク自体の価格が上がっているため、新しい自転車はしばらくお預けになりそう・・・

サイクルベースあさひさんで取り寄せてもらったシマノ用のフリーハブ(FREEHUB 6014229)を取り付け、その後、Direto XRに元々付属していたスプロケットを取り付ける。スプロケは105の11sなので、合わせて11s用のチェーンも購入した。

スプロケットを取り付ける際は、フリーホイールリムーバーを時計回りに締める。ある程度体重をかけて固定できればOK。

スプロケットが11sになったので、チェーンは105の11sを選択した。買ってから気がついたのだが、クイックリンクが付属していた。ちなみに、チェーンのグレードは表面処理の違いなので、室内トレーナー用であれば、グレードの差はほぼないのではと考えている。雨に濡れる場合は、当然上位グレードをお勧め。

チェーンは交換前のチェーンと同じ長さに調整する。11sのチェーンも10s用のチェーンカッターで同じようにチェーンを切ることができた。

これまではKMC社のミッシンクリンクを使っていたtめ、同じような間隔でシマノ社製のクイックリンクを使うと、固くてはまらない。KMC社のミッシンクリンクは手で軽く引っ張る程度で取り付けできるが、付属のクイックリンクはどうにもならないので、追加で専用工具を購入した。

購入した工具はクイックリンクツール(Shimano TL-CN10)で値段は約4,000円。使うとクイックリンクが取り付けできた。

今回はDIRETO XRのフリーハブとスプロケット、チェーンに加えて、専用工具の購入が必要になったので思わぬ出費になってしまった。スプロケはDIRETOの付属品なので、残りのパーツと工具で2万円も財布が軽くなった。スプロケとチェーンは、10sでも11sでも問題がないので、今後は11sに統一できそう。

スマートトレーナー DIRETO XRが故障?

ELITE(エリート)から2020年に発売されたスマートトレーナーのDIRETO XRを購入してほぼ1年。ヤビツ峠や富士ヒルクライムのコースを走ることのできる「Rouvy」で毎日のトレーニングをしているが、突然チェーンが空回りする歯飛びが発生した。

チェーンが伸びたのかと思ったが、よく見てみるとスプロケが割れている。スプロケを割るほどのパワー(脚力)が自分にあるとも思わないので、材質に問題があるのか?レース中でないのが不幸中の幸い。

問題なのは、DIRETO側のFREEHUBの金属が柔らかいため、歯飛びでスプロケに衝撃がかかると食い込んでしまいすぐに使えなくなってしまう。そのため、スプロケだけではなくFREEHUBとチェーンも新しく購入する必要があるのは財布にいたい。

FREEHUBの金属が柔らかすぎて、見てみると傷がついていた。2年前にも歯飛びで購入しているので、FREEHUBの材質の選定に問題があると思う。もっと硬い金属で作って欲しいが、イタリア語がわからないのでELITE社にフィードバックは残念ながらできない。

メーカーのWEBサイトで確認してみると、FREEHUBは46.5ユーロで販売している。メーカーのWEBサイトから購入すると、送料が38ユーロかかるので、合わせて84.5ユーロ(日本円で約1万3000円)になってしまう。

ELITE社のトレーナーを以前「サイクルベースあさひ」のネット通販で販売していたことから、FREEHUBを買えないか店頭で聞いてみると、2年前は購入できてしまった。そこで、今回も最寄りの店舗に寄ってみた。SHIMANOとカンパニョーロの2種類あるので、DIRETO XR対応でSHIMANO用の型番をメモして、店頭で聞いてみると取り寄せ可能とのこと。 参考までに型番は「6014229」。

初代DIRETO Xを使っていたときには、ベルトが突然切れてしまい、レース直前だったので焦ってDIRETO XRを購入した。今思えば、ベルトも「サイクルベースあさひ」で購入できたかもしれない。

入荷したFREEHUBを受け取りに店舗による際に、ベルトも購入できるか確認してみようと思う。

函館 海峡の風に宿泊

JALとANAが国内線の値引き合戦をしているおかげで、たまたま函館行きのクラスJの航空券が片道1万円で購入できたことから、再び湯の川温泉に宿泊することにした。湯の川温泉のお宿を探しているとHAKODATE 海峡の風の展望風呂付ツインルーム(夕朝食海鮮ビュッフェプラン)が、なんと18,000円/人で予約できた。通常は30,000円/人前後の価格設定になっているようなので、とてもお得に宿泊できた。

展望風呂付ツインルーム
ベットルーム
お部屋の露天風呂

部屋の露天風呂はかなり大きく、2人で入っても十分な広さがある。窓を開けると潮の香が感じられる距離に津軽海峡が見えるが、渚亭などの大型ホテルも見えるので、眺望は内陸よりからのビューとなる。部屋の窓からは函館空港の滑走路も見えるので、飛行機のエンジン音が気になるかと思ったが、発着回数が少ないため、ほとんど気にならなかった。

お着きの菓子
パウダールーム

パウダールームは広々の2人用。白を基調とするインテリアで統一されている。

備え付けの化粧品

今回の宿泊プランは、2食ともレストラン「青函市場」でのビュッフェプランである。青函市場は、肉料理を一切提供せず、全て海鮮料理というコンセプトのビュッフェで、ライブキッチンもあるので、作りたての料理を食べることができる。

美味しいので焼き立ての殻付き帆立をライブキッチンで何度も注文した。注文した料理は、テーブルで待っていれば給仕されるので、食べながら待っていればいろいろな料理を楽しめる。

函館なのでイカのお刺身を期待していた。イカ釣り漁船が時化できないなどで、函館に来てもイカのお刺身を食べることができないこともあるが、今回のビュッフェでは食べることができた。

最後はデザートを全種類食べてみた。

海鮮ビュフェは、種類が多くライブキッチンもあるのでかなり楽しむことができた。時間帯を分けているので、ビュッフェにありがちな行列もほとんどなく、落ち着いて食べることができるのも、とても良かった。デザートについては、ホテルのバイキングによくある小さいサイズのスイーツが提供されているので、もうひと工夫が欲しいところ。種類を減らしても、支笏湖リゾートスパの水の謌のようにライブで数種類のデザートを提供してもいいのではと思った。

朝食も夕食ビュッフェと同じ青函市場で好きな料理を食べることができる。函館は駅近くの朝市が有名だが、味はホテルの朝食の方が上だと感じる。朝市は値段が高く海鮮丼も量が少ないので、湯の川温泉に泊まるならば、ホテルや旅館の朝食付きプランをお勧めする。

朝食もライブキッチンがあるので、作りたての料理を楽しむことができる。

デザートも全種類を食べてみた。夕食と同じで、デザートは種類を減らしても、もうひと工夫欲しい。いつもはカロリーやタンパク質の摂取量を記録しているが、温泉旅行は特に制限なく食べることにしている。適度にストレスが発散されているので、リバウンドもなく体脂肪率はほぼ10%を維持できているので、気楽に食事管理をするのがいいのかも。

海峡の風の客室と露天風呂の温泉は気持ちよく、部屋も広くてのんびり滞在することができた。また、ビュッフェも行列ができない工夫がされていて、落ち着いて食べることができるので満足できた。

今回は特別にお得な料金で予約できたので非常に満足度が高いが、30,000円/人前後の価格帯でも十分に満足できると思う。またリピートしたいと思うお宿を発見できた。

函館津軽海峡を望む 渚亭に宿泊

2022年の夏休みに函館湯の川温泉プリンスホテルの渚亭に宿泊した。客室露天風呂に入りながら津軽海峡を眺めることができる渚亭がとても良かったので、出張に合わせて2023年の4月にも宿泊することにしてみた。津軽海峡の真イカ漁のシーズンは6~12月のため、漁火(いさりび)が見たい場合は初夏から冬がおすすめ。

ANAのセールに合わせてJALがひっそり値下げしていたため、羽田から函館までの航空券はクラスJで往復2万円程で購入できた。アクセスの集中で失敗に終わったJALの「スマイルキャンペーン」は、片道6,6000ながら普通席のみの予約なので、ムリにセールで買わずに安い時期を探して普通に航空券を買う方がいいのかも。

東京は桜が満開

函館空港に到着してからの機内アナウンスでは、4月中旬には函館も桜の開花が予想されているとのこと。例年は北海道の開花予想はGW頃なので、2023年は記録的な早さでの開花するようだ。早すぎない?

海側 露天風呂付き客室
客室露天風呂

写真だと小さく見えるが、2人で入ることができる大きさの露天風呂で、目の前が海岸になっているので津軽海峡を見渡すことができる。お湯の温度はちょうど良く、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で肌に優しい。部屋の客室露天は源泉かけ流し温泉となっている。

津軽海峡

露天風呂に入りながら津軽海峡を望むと、青森の下北半島や津軽半島、さらに松前半島も見ることができる。この日は、春霞で青森が霞んで見えた。

函館山

露天風呂からは函館山の展望台の明かりも見えた。コロナ騒動が一段落して最近は旅行客が増えてきたことから、函館山のロープーウェイは最大1時間予想が出ている。並びたくないので、今回は函館山には行かないことにした。

水琴亭

和食を選択すると食事は2階の水琴亭の個室になる。前回宿泊した時は和食がとても美味しかったので、今回も同じ和食を選択してみた。ビュッフェプランを選ぶ人が多いようで、私達を含めて2組のお客さんだけなのでほぼ貸し切り状態で落ち着いて食べることができた。

酒菜

冷燻喜知次カルパッチョ風、蟹味噌豆腐美味酢、鮎甘露煮、帆立マリネ

造里

まぐろ、海老、他季節物、添え物一式

温物

季節の蒸し物、桜蒸し

焼八寸

銀鱈吟醸焼き、鮪角煮、つの宇海老、温燻鯖棒寿司、相鴨ロース煮、りんごバター

強肴

和牛三州煮シチュー仕立て、添え野菜

止椀

ほたる烏賊、付け野菜、黄身酢

食事

たけのこ御飯、味噌汁、香の物

水菓子

レアチーズ、他季節物

和食はとっても美味しいが、2022年8月のメニューと2023年4月のメニューは90%以上重なっていたので、ほとんどが見覚えのあるものだった。季節ごとに変わらないようなので、連泊や宿泊間隔が短ければ、鉄板焼やビュッフェプランにした方がよさそう。

露天風呂からの景色

翌日は朝から快晴で部屋の露天風呂から下北半島がくっきり見えている。はるか昔、北海道だけではなく青森にもアイヌの集落があったと文献に記されているらしいが、函館から見えるに距離に青森県側があるので、かつては海峡を渡って住んだり、交易が活発に行われていたと思いを馳せてみた。

函館湯の川温泉プリンスホテル渚亭は、露天風呂付き客室の部屋でもビュッフェなら2万円前後、和食や鉄板焼であれば2万5000円程度で宿泊できるので、非常にコストパフォーマンスが高い。食事もとても美味しいので、満足度は高くなると思う。

お値段が安いので満足度は高いものの、改善すると更に良くなるのはチェックインとチェックアウトの待ち時間が長すぎる点。全国旅行支援「 HOKKAIDO LOVE!」の電子クーポンの説明が長くなるようで、チェックインの行列に並び、立ったまま30分ほど待っていた。辛い。ちなみにネットで見れば分かると思い説明は省略してもらった。

航空会社の上級会員なので専用の保安検査上が利用できたり、優先搭乗で待ち時間なしで搭乗できる。行列が嫌いなので、どんなに有名なお店でも空いている別のお店を選択する。日頃から立った状態で待たされることはほとんどないため、チェックインが辛かった。銀行や病院みたいに整理券を発行して、椅子に座っているお客さんを順番に呼び出す仕組みに変えてみてはどうでしょう?せっかくラウンジがあるのにあまり有効活用されていない気がする。

そしてチェックアウトはたまたま運が悪かったかもしれないが、2台ある機械の1台が調整中で使えず、15分も立ったまま待つことになってしまった。合わせて45分の時間は結構もったいなく感じてしまう。数千円の旅行支援のために数十分立ったままで並ばせるのなら、もう全国旅行支援を適用しなくてもよくない?ホテル側にも負担となる非効率なこのシステムはもういらないと思う。逆に45分の待ち時間をなくせるなら数千円追加で払ってもいいとさえ感じる。

部屋については、上階の足音がかなり響く。上手にリフォームされているものの、昔の設計のために床スラブ厚が十分確保されておらず、昨年も今回も足音がずっと聞こえていたのではと推測している。温泉に来ているのだから、部屋の中を歩き回らずに落ち着いて座って欲しいと思うが、一夜限りなので我慢。夜は12時頃まで、朝は6時から足音が聞こえるので、落ち着かない。

改善点もいろいろ書いたが、お値段からすると満足度はとても高くなると思う。改善すれば、一泊25,000~35,000円/1人の値段にしても十分競争力があると思う。

定山渓 ふる川宿泊と札幌雪まつり

2023年の富士ヒルクライムは6月4日(日)が開催日になっている。今年は残念ながら電動アルテグラのdi2が故障のため、参加を諦めて申込みをしていない。円安が続いているため、お得感のない海外通販は利用できない状態で、ロードバイクは当分購入できない予感がしている。電動のアルテグラを交換すれば直るかもしれないが、10年前の10速なので、交換パーツも手に入らなさそうだし、最新の12速のアルテグラはフレームに合わないので、変速ができない時点でヒルクライムは諦めてしまった。

今年は千歳の支笏湖で開催される氷濤まつりを楽しんだ後、次の日に札幌雪まつりを楽しむ予定を組んで、定山渓のふる川を予約した。定山渓温泉は、札幌市中心部から南に約26 km、車で約1時間ほどの場所にある温泉で、大型旅館が集中している。

今回予約したふる川は、札幌大通公園からの送迎バスのサービスを行っているため、宿泊日の2週間程前に予約の電話をしてみたが、既に予約が一杯で予約ができなかった。そのため、札幌駅から定山渓行きの直通バスの予約をしようと思い電話すると、なんとコロナのため減便しているためか、こちらも既に満席となっていた。雪道は走りたくないけれど、しかたなくレンタカーを予約して、どきどきしながら当日行ってみると、札幌の道路はほとんど雪がなく、拍子抜けしてしまった。話を聞いてみると、雪まつり期間中は特に市内の除雪を徹底しているため、今年に限らず毎年走りやすい状態とのこと。定山渓まで雪のない道路を走行することができた。

札幌時計台までの氷像

札幌時計台前には氷像が展示されていた。日中も気温がマイナスなので、溶けることはなさそう。大通り公園までは地下道で歩いて移動できるが、地上を歩くと思わぬ発見があった。

エンブリー邸
豊平館

札幌の雪まつりでは、大型の雪像が並んでいるイメージを持っていたが、大雪像は5つのみで、他は小さな雪像が並んでいる。写真で見る雪まつりの雪像は、アップされた状態で撮られており、実際に見ると思ったより小さいと感じた。大雪像の中でも自衛隊が制作したエンブリー邸と豊平館は特に完成度が高く、雪まつりが終わると取り壊されてしまうことがもったいなく感じてしまう。自衛隊は毎年大雪像を制作しているため、大雪像つくりの技能が高まっているらしい。雪まつりは有料でもいいので、制作する大雪像を増やしてもらうのはどうでしょう。自衛隊に雪まつりを利用して稼いでもらえば、増税して軍事費を増やさなくてもいいのではと、給与明細からの天引き額を思い浮かべて思ってしまった。

宿泊したのは露天風呂付きのお部屋で、ベッドとソファーが設置されている。

コーヒーマシンも完備している。特別フロアはラウンジが利用できるが、お部屋でゆっくりコーヒーを楽しむのもいいと感じる。

マッサージチェアも置かれている。実はマッサージチェアは苦手で、ほぼ使っていない。

お部屋の露天風呂は、窓を開けて外気を取り込むことができる。冬の北海道は寒いので、室内に設置されているパターンが多いのかな。

お部屋の案内の際に露天風呂の説明がなく、保温する方法が分からなかった。ちょろちょろ温泉を出しっぱなしにすればよかったのか?源泉の温度が高いため、勢いよく出していると熱く、止めてしまうと温度が下がってしまう。朝は温泉の温度が冷えてしまい、お湯を抜いて入れ直したので、30分ほどの待ち時間になってしまった。函館の系列の旅館から来ていた方が部屋の説明をしたので、もしかすると温泉の入り方の説明を忘れてしまったのかもしれないが、温泉好きには一番重要な部分になるので、説明は必ずしてほしい。ヒューマンエラーで説明を忘れる可能性があるのならば、紙に印刷して部屋に置いてほしい。温泉の入り方の説明がなかったので、見ればわかる浴衣の場所やコーヒーマシンについては、別に長々と説明しなくてもいいと思ってしまった。

夕食は古民家風の個室で食べる。木材は加工した跡があったので、本当の古民家を移設して食事会場しているようだ。

果実酒
先付

先付は北寄貝、長芋和え、葉わさび醤油漬け、ミニトマト、美味出しジュレ、いくら

御椀

甘海老真丈、焼海老仕立て、舞茸、京人参、白蕪、うるい、松葉柚子

造里

本鮪、炙り鰆、赤鰈、牡丹海老、たちかま、レディーサラダ、浜防風、白とさか、レッドスプラウト、造り醤油、酢味噌

温物

ほっけ擦り身、越冬キャベツ巻き、生姜あんかけ、海老芋、人参、京蕗、菜の花、揚げじゃが

焼物

上の写真は2人分。富良野牛を石焼で食べる。

焼き物

富良野牛は割ポン、塩のお好みで味わう。

酢物

毛ガニ、かに酢、レモン

道産牛もも塩こうじ鍋、白菜、水菜、湿地、平葛切り、梅麩

食事

金平牛蒡の混ぜ御飯、春菊、すい胡麻

菓子

少し食べてしまったので、写真は一部を載せている。日本酒で酔っ払い、最後の甘味まで意識が回らないことが多いので、こんな写真になってしまった。

甘酒で作ったパンナコッタ、デコポンソース、りんごコンポート、ミント

夕食は美味しいと思った。次の料理が出るタイミングもよく、ほとんど待ち時間がなく次々と料理を楽しむことができた。ただし、焼物や鍋の牛肉に関しては、普段食べている神戸牛や米沢牛の方が味が上かなと感じた。どこの旅館でも、ご当地の○○牛が出るが、ほとんとの旅館のご当地牛より自宅ですき焼きにする米沢牛の方が美味しい。無理してご当地牛を使わずに、北海道なら海鮮鍋にするなどの工夫があってもいいかと思う。また、説明がなかったので間違っているかもしれないが、焼き物や鍋にするならA5よりサシ(脂の少ない)A3~4の牛肉が適している。A5を強調する旅館も多いように思うので、A4以下は言いにくいのかもしれないが、メイン客層の年齢層ならば、脂は少ないほうが美味しく感じると思う。

朝食

朝食会場は夕食と同じ2階と説明を受けていたので、2階にある昨日夕食を食べた会場に行くと、中居さんから「LEAVE!」と言われてしまった。外国人観光客と思われたようだが、何度も滞在したことのあるヨーロッパやアメリカでも「LEAVE!」と言われたことは一度もないので、ビビってしまう。

「LEAVE!」を日本語に訳すと、この場面では「立ち去れ!」が一番近いと思う。朝食会場の奥にCIAやMI6の秘密拠点があり、一般人の立ち入りを厳しく制限している場面で、立ち入り禁止の規制線を超えた民間人に言うならばともかく、旅館やホテルで聞く単語ではない。

何事かと思って呆然としていると、朝食会場は同じ階の別の場所にあるようで、案内してくれた。英語を知らない中居さんが、どんな意味があるのか知らないまま「LEAVE」と言ったようだ。英語のわかる外国人観光客なら絶対トラブルになりそうな予感がする。知らないなら無理して英語を使わなければいいのに!気分は潜入がバレたスパイになってしまった。

気を取り直して朝食はこんな感じになる。

お豆腐
海の幸
御飯
だし巻き卵
クリームブリュレ

朝食にもしっかりデザートが付いている。美味しい朝食だった。

定山渓は雪景色

宿泊した日は、20cmほどの積雪があった。レンタカーが心配だったが、車の周辺と車に積もった雪を除雪してくれていたので、安心して出発することができた。なお、特別フロアの宿泊者は、10時半のチェックアウトで少しゆっくり支度ができる。

お食事は美味しかったが、露天風呂の説明と朝食会場の説明がなかったので、困ってしまった。当日は宿泊者が多く大変だったのかもしれないが、説明を忘れる&説明することが明確になっていないならば、確実に伝えるために紙に書いて案内するかタブレットで案内するなどの工夫が必要かなと思う。

あと、英語を無理に使う必要なありません。日本より海外観光客で稼いでいるフランスなどの国では、Parisのレストランでも英語メニューがなく、フランス語オンリーで対応するお店もある。失礼な英語を使うぐらいならば、日本語で押し通してほしいと思った。ちなみに、birotaは美味しいものを食べたいので、レストランとホテルで必要になる会話は、その国を訪問する前にすべて記憶することにしている。よいサービスを受けたければ、客側にもなんらかの努力が必要なのた。知らない英語を無理に使うことが「おもてなし」ではないと思うので、客の立場に立ってサービスを提供して欲しいと感じてしまった。外国人観光客に「LEAVE」なんて言ったら絶対にビビって、気まずくなってしまう。

過剰なコロナ対策がようやく終わりそう -2023年-

コロナ騒動のため、札幌雪まつりは2021年と2022年は会場での展示が中止になっていた。2023年は大通り公園とすすきのの2か所で雪まつりが開催されることが決定したため、札幌から近い定山渓の温泉宿を予約した。

2023年に入ると、飛行機が満席に近い状態になることが多くなってきた。アメリカやヨーロッパではコロナ前に戻っているのに、日本ではいまだに電車や機内等でマスク着用が強制される場面が多いと感じる。コロナの専門家を自称する人たちの言うことを鵜呑みにせずに、旅行に出かける人が段々と増えているにもかかわらず、過剰なコロナ対策がいまだに続けられている。

飲食店で任意のはずの手袋の着用で、手袋警察に遭遇して嫌な思いをした。空気感染(エアロゾル感染)するCOVID-19に対して、手袋着用を他人に強制しようとする人につける薬はなさそうだが、データを残しておくことは意味があると考えて、2023年3月時点で入手できるデータをご紹介する。

COVID-19感染者数(日本)死亡者数致死率
33,307,40973,0380.22%

出典:https://www.worldometers.info/coronavirus/country/japan/

下の表は年代別の致死率のデータで、COVID-19の致死率は2022年7月から8月の石川県、茨城県、広島県のデータ、インフルエンザの致死率は2017年7月から2020年8月までのデータとなる。すでに2022年の段階でCOVID-19は季節性インフルエンザとほぼ同様の致死率であることが判明していた。

日本COVID-19季節性インフルエンザ
60歳未満00.01%
60~70代0.18%0.19%
80歳以上1.69%1.73%

出典:厚生労働省「アドバイザリーレポート」

出典:厚生労働省「データからわかる 新型コロナウィルス感染症情報」

厚生労働省の公表しているデータを見ると、集団感染はCOVID-19に感染して症状がある人の集まる病院と免疫力が低下している老人の多い福祉施設に集団感染が集中している。一方、飲食店は集団感染が発生していない。コロナ対策を地方自治体から強制された飲食店には同情するが、いまだに汚れの目立ってきたアクリルのパテーションが設置されていたり、マスク着用を入店条件にする張り紙を掲示している飲食店が多いので、そろそろ本当に対策に効果があるのか各店舗でデータを見ながら考えて、見直しを進めていただきたいと思う。

ほとんどの人は店に入る時と会計の時だけマスクを着用して、食事中はマスクを外し会話を楽しんでいる。マスク会食などのアホみたいなポスター等はすべて撤去し、科学的知見に基づくことなく、思いつきで発言した知事や政治家には反省してもらうなど、過剰なコロナ対策の原因となった行動を総括して、本当のパンデミック発生に備えることが重要と考える。

最後に、アメリカのCDCからワクチンの副作用で死亡した人(致死率)のデータを紹介する。なお、日本ではCOVID-19のワクチン接種に関連して、副作用とは言わずに「副反応」が使われているが、英語では「side effect(副作用)」が使われており、わざと異なる用語を使うことに意義を見いだせないので、ブログでは「副作用」を使っている。

More than 672 million doses of COVID-19 vaccines were administered in the United States from December 14, 2020, through March 1, 2023. During this time, VAERS received 19,476 preliminary reports of death (0.0029%) among people who received a COVID-19 vaccine. 

引用:https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/safety/adverse-events.html

アメリカCDCによると、「2020年12月14日から2023年3月1日までの間に6億7200万回のワクチン接種が行われ、19,476人の死亡が報告、致死率は0.0029%」となっている。札幌医科大学のデータによると、2023年3月10日時点において、全人口に対してアメリカは26.6%のワクチン接種率になっており、日本では84.2%の接種率になっている。2022年10月の厚生労働省の専門家部会において、3ヶ月に1回のワクチン接種が認められたことから、日本では複数回のワクチン接種を受けている人が多く、アメリカよりもワクチンの副作用による致死率が高いことが予想される。ところが、2023年1月20日開催の専門家部会では、コロナワクチンの副作用として報告があった死亡者数はわずか1,967件となっている。アメリカと日本の人口差を考えも、接種回数の多い日本の方がアメリカより副作用の死者が約1/10と少ないのは違和感がある。集計が正確に行われていないか、またはワクチン接種の副作用だと補償が必要になるため、意図的に報告しない、させない雰囲気が醸成されていないのではと疑ってしまう。

致死率がほとんど0%の60歳未満については、そもそもCOVID-19のワクチン接種が必要であったのかどうかコロナの専門家ではなく、数学者や統計学者による検証を行う必要があるように思う。2022年6月には、厚生労働省が感染者の情報を一元管理するシステムで、ワクチンの接種歴が記入されていない場合は「未接種」と分類したことから統計の数字がおかしくなっていたことが報道された。ワクチンを接種している人の方が、接種していない人より感染率が高くなってしまうデータになるので、意図的に統計を歪めたと推察してしまう。有効な対策を検討するためには正確な統計が必要になるので、厚生労働省の統計担当部署や専門家部会の構成メンバーを見直し、数学者や統計学者などの外部の人材を入れて、正確な統計データが活用できる体制にすることが求められているのでは。

なお、真偽不明ながら厚生労働省の職員はCOVID-19のワクチン接種率が低いとの報道があり、報道が真ならば厚生労働省の職員の中には自分で考えることのできる人が多く、同調圧力の高い組織の中でも冷静な判断力を維持していることにまだ希望が見いだせる。

「どんなに悪い結果に終わったことでも、それがはじめられたそもそもの動機は、善意によるものであった」という言葉がある。コロナの自称専門家の方々や政治家は、無駄とわかっていてもやらないよりはマシと考えてアホな対策を提言しているのかもしれないが、言いなりになるのではなく、冷静な判断と今回のコロナ騒動の反省を活かして、国民の必要を満たすために厚生労働省の職員には働いてもらいたいと考える。

今回はブログのテーマから外れて、日本のコロナ対策について書いてみた。本来ならばテーマと違うことは書かないのだが、手袋警察の被害に自分が遭遇したことと、他の先進国とは異なり飛沫感染対策を前提としたコロナ対策がいまだに続いている日本を憂いてブログにまとめてみた。数年後に見直してみて、あの時はひどかったと思い返したい。

腰痛と支笏湖温泉&支笏湖氷濤まつり

2023年の新年早々に人生初の腰痛となってしまった。腰痛になる前も、実はカフェの低いイスに座っていると腰が痛くなることがあり、どうやら前兆だったらしい。

イスに座っていると腰が痛くなる一方、歩いたり立っているのは平気というイメージしていた腰痛とは違う症状が出た。症状を検索すると梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん) に近い症状みたい。wikipediaによると「梨状筋の中を走る坐骨神経が外傷やスポーツ活動などで圧迫されて引き起こされる疾患群のこと。これにより坐骨神経痛を引き起こす要因にもなる」と書いてある。

特にロードバイクのサドルは硬くて幅が狭いため、梨状筋を圧迫しやすいとの医学雑誌の論文があった。症状がまさに自分の痛みと重なるため、新年から1か月ほどトレーニングを休止してみた。そしてyoutubeで梨状筋のストレッチを検索して実施してみると、1か月ほどで8割ほど痛みが軽減した。症状が軽くなったので、久しぶりにロードバイクのトレーニングを再開すると、痛みが強くなった。うーん。背筋をジムで鍛えてからロードバイクのトレーニングを本格的に再開した方が良いみたい。

支笏湖の氷濤まつり

実は前から支笏湖の氷濤まつりに行ってみたかったので、氷濤まつりの開催期間(2023年1月28日から2月23日)に合わせて支笏湖のホテル「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌」を予約していた。ようこそ・ちとせ割でお得に宿泊できるので、かなり前から予約していたので、hokkaido love! 割 を適用しようとするとキャンセルして予約の取り直しが必要になる。そのため、今回は全国旅行支援プランは適用対象外だった。2022年の全国旅行支援では、事前に予約していたプランも適用になっていたのに、今回は全国旅行支援の適用を諦めた。段々使いにくくなるのはどうしてなんでしょう。

当日は満室のためビュッフェが混むとのことで、6時の開始前または7時半頃のビュッフェ会場へ移動をお勧めされた。氷濤まつりに行きたかったので、5時50分頃にアマムに行って10分ほど並んで待った。一人4万円を超えるプランなのにビュッフェ会場のアマム入り口で待つのはちょっと残念。

ビュッフェ

ビュッフェは料理の種類も豊富で、ピザもあったがお腹がいっぱいで注文できなかった。雰囲気については、宿泊者の年齢制限がないため子供の泣き声や奇声を心配していたが、この日は乳幼児の泣き声が聞こえてきた。ショッピングモールやファミレスならば気にしないが、ハイクラスのお宿の食事では乳幼児の泣き声は非日常を味わいたい思いから非常に残念と感じてしまう。また、一斉にお客さんがビュッフェに並ぶので、行列ができるのも落ち着かない。

スイーツ

パティシエが目の前でスイーツをつくってくれるので楽しい。ただし、食べ終わる時間も皆さん大体同じになるため、スイーツコーナーも数人待っていた。全部制覇したかったけど、お腹がいっぱいのため一皿で断念。

支笏湖の氷濤まつり
支笏湖の氷濤まつり
支笏湖の氷濤まつり
支笏湖の氷濤まつり

支笏湖の氷濤まつり は幻想的で、このまつりのためだけに行く価値が十分あると感じた。日中は雪が降っていたが、夜になると月が綺麗に見えていた。ちなみに気温は-8℃とのこと。

朝食ブッフェ

朝食は夕食ブッフェと同じアマムで食べるが、やはり混雑するとのことで7時開始とほぼ同時に会場に入った。バスの出発時刻が10時20分のため、早めの朝食時間となったが、もう少し遅い時間帯に食べたい。

朝食ブッフェ
朝食ブッフェ
朝食ブッフェ
客室露天風呂付客室
客室露天風呂付客室
お部屋の客室露天

客室露天は寒すぎて入らないかもと思っていたけれど、温泉に入ると体が温まるので朝まで6回は温泉に入った。雪見風呂でとても北海道らしい風景になっている。支笏湖からは少し距離があるので、直接支笏湖を見ることはできない。

温泉成分表

泉質はナトリウムー炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性温泉)で肌に優しい感じの温泉だが、残念ながら循環ろ過で塩素を投入しているので、塩素の臭いが強かった。支笏湖の温泉は湯量が少ないので循環ろ過になるが、支笏湖第一寶亭留 翠山亭の温泉と比べると塩素臭が強く感じた。

冬の北海道は雪が積もるので、今回は新千歳空港からのバスで送迎をお願いしていたが、路面はほぼ雪が積もっていなかったのでレンタカーでも問題なさそうな感じだった。ホテルの送迎バスは新千歳空港→南千歳駅→千歳駅の順でお客さんが乗るので、1時間20分前後はホテル到着まで時間がかかる。

帰りのバスの中では、おばさん2名がずっと大声でおしゃべり。クレジットカードの利用限度額や職場の愚痴をずっと聞かされて、うんざりしながらの送迎になってしまった。これならレンタカーにすればよかったと少し後悔。

露天風呂付の客室を選択すると人4万円前後のハイクラスの価格になる。従業員はフレンドリーでホスピタリティーはとても高い。ただし、ブッフェスタイルで混雑していると食事の時間が限定されてしまい、落ち着かないのが残念に感じた。同じ価格帯ならば個室で懐石料理が楽しめるホテル・旅館もあるので、ビュッフェも並ばない工夫などをすればよくなると思う。

ファミリー層は 「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌」が雰囲気的に適している一方、大人の雰囲気が良ければ、年齢制限のある隣の「支笏湖第一寶亭留 翠山亭」がお勧めになると感じた。また、泉質にこだわる人は、塩素臭のしない定山渓温泉や洞爺湖、登別方面まで足を延ばしてみることをお勧め。

Colnago CLX3.0 di2が壊れる?

2022年の富士ヒルクラムに参加した後、ローラー台(DIRETO XR)に設置していたColnagoだが、設定しているコースを久々に変えてみた。斜度が変わるのでギアを変えようとするも動かない?

富士ヒルクライムの際に充電していたはずなのだが、バッテリー切れかと思い再度充電してみた。これで大丈夫と思いギアを変えるも、うんともすんとも反応がない。

乗っているColnago CLX3.0は2012年頃に発売されたロードバイクで、購入してから10年近く経過している。10年近く前のdi2を直すのも代替品を買うのも難しそうなので、ロードバイクを買うことになるかと思いネットでいろいろなメーカーのロードバイクを眺めてみた。

10年も経過するとコンポが一新されたようで、10速だったdi2 アルテグラが12速化していた。さらに流行りはリムブレーキから油圧式のブレーキになっており、無線式を選択する場合はホイールも変えないとダメな様子。

1番の問題点は、Colnago CLX3.0を購入した時は1ドル約90円の円高だったのに、2023年は日銀黒田の異次元緩和により極端な円安が進行しているため1ドル130円を超えている、同じグレードのアルテグラdi2を選択すると、なんと80万円を超える金額になってしまっている。

富士ヒルクライムのエントリーが2月になるので、2023年の富士ヒルは参加が難しそう。黒田の任期は2023年4月8日まであるので、円安の流れはしばらく続きそう。海外通販サイトを見ても、円安の所為で全てが値上げりしている。

このブログはロードバイクと温泉をメインにしているので、リフレ派の理論についてあれこれ言うつもりはないが、円安インフレで見かけ上インフレにしても日本が貧しくなるだけで意味がないと思わなかったのだろうか。
黒田が日銀総裁になる直前に「2年で2%の物価上昇を果たせないときは責任をとって辞任する」 と言ったのだから、早めにクビにすれば良かったのにと思ってしまう。

海外の取引先の人と話をしていると、日本のGDPの話になり、円安でドイツにも抜かれて4位になりそうとの話題になった。日本がいつまでG7のメンバーに入っているか心配になってしまう。

本来はコントロールできない長期金利を低く抑えるため、日銀が日本国債を買い過ぎ市場がゆがめられているので、次の日銀総裁になると日本を貧しくする異次元緩和は徐々に修正されると思う。ロードバイクを買うとすれば2023年後半かな~

2022年富士ヒルクライム完走

6/8 富士山を上空から撮影(山梨県側)

毎年参加している富士ヒルクライムに今年も参加した。梅雨時期の6月に開催されるレースのため、毎年天気が気になるが、6/12の天気予報は「レース中は曇り予報で午後は晴れ」になっているので大丈夫そう。

2022年のスタートタイムは、富士ヒルクライムの自己申告タイムではなく、本人がどのタイムでスタートするか選択できる。第3スタートの組(6:40~7:10)にしていたので、間に合うように会場に到着すると、検温の長い列ができていた。大会スタッフ4人で参加者を1人ひとり検温しているので、顔の温度で検温できるカメラをコース上にでも設置した方が効率が良いのではと思ってしまった。前日のニュースでは、アメリカ入国時の陰性証明書が撤廃と報道していたので、2023年はコロナ前に戻っていればいいのだが、実際はどうだろうか。

第4スタートの組に混ざって走り始めてしばらくすると、どんどん追い抜いていく。自分が速くなったのかと思って5km通過タイムを確認すると、75分のシルバーの目安となる17分8秒から2分ほど遅れていた。速い人もゆっくりの人も同じグループで走っているので、なかなか同じぐらいの速度で走るトレインに乗ることができず、ソロでずっと走行することになってしまった。貧脚のヒルクライマーなので、目安になるトレインがないと段々遅くなってしまう。途中トレインに乗ってはみたものの、1kmほどで千切れてしまった。

秘密兵器

Palatinoseという砂糖と同じ2糖類ではあるものの、吸収のスピードが砂糖の約1/5という商品が前日のイベントで販売されていたので、500円のセットを買ってみた。24kmのレースなので、エネルギー補給にちょうど良さそう。ボトルの水に粉末を溶かして振ればできあがり。ホテルのテーブルを白い粉末だらけにしたが、時間がないのでそのまま部屋を出てきた。警察に通報されないか心配w。

今年は筋トレを頑張ったので、レース中の腰痛は皆無だった。腰痛の心配はしなくても良かったものの、ヒルクライム中はお尻が段々痛くなる。ヒルクライムなので1番軽いギアにして漕いでいたが、ギアが軽いためサドルに荷重がかかってしまい、お尻が痛くなったようなので、ギアを2段重くしてみた。ペダルに体重を掛けるペダリングについて意識しようにも、すでに15kmほど走ってしまっている。今後のトレーニングの課題になった。

富士ヒルクライムゴール地点

10km地点、15km地点と目標タイムから2分づつ遅れていく。標高が高くなると酸素濃度が低くなるため、出力が低下してしまう。平坦区間を踏むが、トレインがばらけてしまって、ほぼソロでひたすら踏む。向かい風で30km/hも出せずに最後の上り坂に差し掛かる。脚も肺も余裕を残したままゴール。タイムはなんとかブロンズの90分を切ったが、シルバーの75分を切るには超えられないジェリコの壁を角笛でも吹いて崩す必要がありそう。

皆さんお疲れ様

富士ヒルクライムは90分を切るとブロンズ、75分を切るとシルバー、そして65分を切るとゴールド認定になる。貧脚クライマーの自分は参加者の3割程度が認定されるブロンズが目標で、自分の実力からするといっぱいいっぱい。

過去最高タイムは3年前の82分なので、来年こそは75分を目指してみると毎年思う。こうして終わった富士ヒルクライム2022、90分は切ってブロンズ認定なのでよく頑張った。

ホテルのチェックアウトが11時なので、下山グループの解散後が実は本番で頑張って踏んだ。帰り道の勾配が富士ヒルクライムよりきつい上り坂でめげそうになるものの、なんとか上りホテルには10時20分頃に到着できた。

声をかけていただいた方ありがとうございます。ホテルでは、毎年富士ヒルクライムに参加されている方もいるので、富士ヒルクライムをご存じの人が多く、「お疲れさま」と優しく声をかけていただけた。

富士山5合目

また来年

強羅 佳ら久(からく)に初宿泊

強羅の佳ら久は2020年10月2日にオープンしたホテルタイプの露天風呂を楽しめるお宿で、どのサイトでもレビューが非常に高く、1度は泊まってみたいと思っていたが、ようやく宿泊できた。箱根町はふるさと納税を利用した宿泊補助券が利用できるので、1人5万円を超えるハイクラスのお宿もお得に宿泊できた。

佳ら久 のお部屋

佳ら久は全室露天風呂付で東棟と西棟があり、東棟からの眺望がすばらしいとのレビューがあったので、東棟を予約したが、後で見てみると高層階とその他で分かれている。もしかして低層階になるのかどきどきしながら部屋まで案内されると、なんと1階だった。


ベットからの眺め
客室露店

部屋の客室露天風呂は41℃に設定されていて、快適な露天風呂が楽しめる。残念なのは、小学校のプールを思い出すほど塩素の臭いがするので、箱根の温泉を楽しもうと思う人には物足りない泉質だった。かけ流しではなく、循環の露天風呂になっている。

温泉成分表

泉質はナトリウム-塩化物泉なので無色透明、pHは7.7なのでほぼ中性で肌に優しい感じのお湯のはずだが、塩素の臭いがするため、あまり温泉気分は味わえず、少し残念。せめて大浴場の露天風呂は大涌谷から白い濁り湯を引いてもいいのではと思った。

東棟1階からの眺望

1階の部屋からの眺望は、木々に遮られるものの山の稜線まで見えて、解放感があり良かった。客室露天付の温泉旅館は全国あちこちを訪れているが、これだけの解放感が味わえる旅館は少ないのではないだろうか。

佳ら久では、ラウンジで軽食や1口サイズのスイーツ、コーヒー・紅茶を自由に選んで楽しむことができる。お酒が好きな人にはワインなどのアルコールも用意されている。このラウンジは、いままで宿泊したどのお宿よりも種類が豊富で、ゆっくり滞在できた。雰囲気としては、空港のダイヤモンドラウンジに近いが、混雑することもなく、季節の柏餅などのスイーツもあるため、部屋にこもるよりもラウンジで過ごすことをお勧めする。

夕食はメインダイニングの「六つ喜(むつき)」を予約してみた。料理長の立石さんは玉峰館の前料理長で、1度料理を味わってみたいと思っていたので、今回は懐石料理を選択した。

先付

先付は、煮鮑、冬瓜、トマト、木の芽が提供される。鮑は蝦夷鮑でやや小ぶりなものの、口に入れた瞬間に旨味が感じられる。鮑は苦手食材だが、煮鮑は絶品であっという間に食べてしまった。懐石料理は見た目も美しく、気が付いたら食べ終わっていたので先付は器だけの写真を表示。

前菜は4種類。

前菜
蛍烏賊 蕨 独活(うど) 若布(わかめ) 酢味噌

蛍烏賊は身がぷりぷりで、酢味噌でさっぱりとした味付けになっている。ワタの独特の磯臭さも感じることなく、かみしめると旨味だけがやってくる。

鯵大葉棒寿司

脂ののった鯵を棒寿司で味わう。鯵の棒寿司はこれまでも食べたことがあったが、これほどまでに繊細は味は初めてである。

胡麻豆腐 山葵

ごまの濃厚な味わいと香りが楽しめる胡麻豆腐。

次は煮物椀

煮物椀

煮物椀は春キャベツ摺り流し、鮎魚女、筍、花柚子が提供された。口に入れるとキャベツの香りが広がる。旬の筍も美味しい。

お造り

お造りは、駿河湾と相模湾の旬の刺身を味わう。5月に訪れた際はイシガレイ、アオリイカ、鮪が提供された。アオリイカは卵黄がかかっており、薄口土佐醤油で味わうが、これほどまで美味しいのは初めてだった。梅肉醤油や濃口土佐醤油もあり、様々な組み合わせで楽しむことができる。

天ぷら

次の天ぷらは追加料理で、揚げたてのパリとした食感を楽しめる。

魚料理

魚料理は4種類の中から1つを選択する。金目鯛の香味焼を選んだ。金目鯛の皮はパリパリに仕上がっている。

強肴

肉料理は料理長のスペシャリテの牛ヒレ肉 春野菜との焼き合わせ フォアグラ味噌を添えてを注文。この牛ヒレ肉は+3,000円になる。ヒレ肉はシンプルに塩で食べる。フォアグラ味噌が肉の美味しさを引き立てている。

食事

桜海老のご飯と香の物、赤出汁も本当に素晴らしい。特に、桜海老のご飯は感動する。

デザート

次はデザート。シャーベット、ピスタチオムース、小豆、イチゴを食べて十分に満足。各地の旅館を訪問しているが、top5に入る美味しさだった。

佳ら久は子供も泊まることができるため、騒ぐ子供を心配していたが、1人5万円の高級なお宿のため杞憂だった。宿泊した日は大人のみでラウンジや食事はゆったり過ごすことができた。食事とラウンジ、お部屋からの眺望は満点に近く、カップルも家族も特別な時間を楽しめることだろう。

ただし、温泉が目的の場合、塩素の臭いが強いため源泉かけ流しの宿に比べると佳ら久の満足度はどうしても低くなってしまう。箱根であれば3万5000円程度から、伊豆であれば2万5000円程度から源泉かけ流しのお宿があるため、せめて貸し切り風呂や大浴場の露天風呂は、大涌谷から源泉を引いてかけ流しにするなどの工夫をして欲しい。マイナス点はあるものの、満足できるお宿だった。