エスケープRX2を10速化

9速のGiant ESCAPE RX2を、なんとか10速化しようと、パーツを集めていた。ESCAPE RX2の2011年はリアディレイラーにTIAGRA9速が付いていたため、10速のロードバイクと互換性がなかった。

さらに、通勤用のクロスバイクとはいえ、他の自転車に抜かれるのはカッコ悪いかと考えたのだ。そこでついでに、余っていたULTEGRAのスプロケとチェーンも流用してコンポもアップグレードしてみた。

レース用のロードバイクのコンポがULTEGRAなので、お下がりを使えば安くアップグレードできる。

リアディレイラーをTIAGRA9s→ULTEGRA10s

Giantのescape rx2Giant ESCAPE RX2 2011年モデル

ESCAPE RX2の2011年は、リアディレイラーにTIAGRA9速が付いていたため、ロードバイクと互換性がなかった。これでロードバイクのスプロケとチェーンを再利用できるようになった。よしっ!

リアディレイラーはアルテグラに交換ULTEGRA10s

最初のリアディレイラーは、TIAGRAで旧式の9速、5年目に突入してから「ギッチギッチ」とプーリーから異音が出るようになってしまった。

はっ!もしかして1日20km、5年で2万キロは走ったから、もうそろそろ寿命でもおかしくない?大した整備もしないで、働かせすぎたのでは?

アルテグラのリアディレイラーは、お値段も7,000円ちょっとで買えてしまう。10速にするために換えてみた。

ULTEGRAは上から2番目のグレード、一方、TIAGRAは上から4番目。変速性能は明らかにULTEGRAの方がいい。ギアを換える時の衝撃がほとんどない。TIAGRAは「ガッチャン」に対して、ULTEGRAは「カシャ」といった感じで変速する。

シフターをXTに交換

シフターはXTシフターはXT

初めから付いていたシフターはSHIMANO R440 9Sという謎のグレード。一般的に、フラットバーのMTB用シフターは、ロードバイク用のリアディレイラーと互換性はないと言われている。

GiantのESCAPE RXシリーズでは、最初からその組み合わせだけど、変速は問題ないし、スパスパ決まる。

MTBのグレードは上からXTR>XT>SLX>DEORE>・・・となっている。リアディレイラーをULTEGRAにしたので、シフターも上から2番目のXTにしてみた。

シフターも錆が出始めていたので、5年目ぐらいから交換したかった。雨の日は基本乗らないけど、高温多湿な日本では、5年程度で錆が浮き出るらしい。

R440 9S → XT SL-M780ラピッドファイアーに交換した。うーん、見た目はそんなに変わらないな。

クランクセットは105

クランクセットは105ケチって105になったクランクセット

オリジナルのクランクセットは、FSA OMEGA MEGAEXO 30/39/50Tだった。シマノのディレイラーにFSAのクランクセット、さらにブレーキはTEKTROと、見事に他社製品のハイブリッド技術の結晶になっている。

これだけ組み合わせた製品があるなら、SHIMANOの違うグレードでの互換性なんでどうでもよくなる。

「あんなの飾りです。遅い人にはそれがわからんのですよ」

確かに、走行スピードは1km/hも速くなっていない気がする。それでも、変速はかなりスムーズになったのだ。

クランクセットはロードバイク用の105(FC-5603)を12,000円で購入。ULTEGRAで揃えたかったけれど、通勤用のクロスバイクなので倍の値段のクランクセットには手が出ない。

フロンドディレイラーはSHIMANO R453(SORA) → XT FD-T780(フロント3段)に変更した。

フロントディレイラーを取り付けてから思い出しだのが、アウターって使ったこと1度もないんだった!35km/hまではミドル?で問題なく加速できるし、そもそも信号の多い街中で35km/hになることもほとんどない。

コンパクトクランクにすれば、軽量化もできたのに考えてなかった。アウター使う程の脚力がないのは貧脚の証かもしれない・・・。