ディレイラーXT(3段)と105クランク(2段)は互換性がなかった

GiantのエスケープRX2を、フロントにMTB用のディレイラーXTと105(3段)のクランクセットを組み合わせで使っていたのだ。

特に問題なく使えていたのだが、今年の6月にクランクセットの溝が削れるという問題であえなくクランクセットを交換。

クランクセットは2年ぐらいで寿命を迎えてしまった。

そして購入したのが105のクランクセット。ただし、3段は値段が高かったので2段に変更したのだ。もともと通勤用のクロスバイクで、市街地走行なので3段のうちのアウターを1回も使ったことがなかった。

早速クランクを取り付けて、ワイヤーの調整をする。ディレイラーの調整は何回も経験しているので10分で調整が終わる。

XT3段と105クランク2段の組み合わせ

ここで問題が発生。調整ネジのネジ穴がバカになりかけている。六角穴付きボルトなら良かったのにと思いながらプラスドライバーで回すと、ネジ穴が潰れてしまった!! げーーーっ!?

プラスとマイナス型はネジ穴を潰しやすいので、もう少し設計で配慮して欲しい。台湾で見た星型のネジ穴も潰れなくていいかもしれない。

しょうがないのでディレイラーの位置を調整すると、インナー側は問題なくチェーンが回るようになった。

次はアウター側の調整なので、シフターを押すと問題なく変速した。

フロントディレイラーのXT3段と105クランクセット2段は干渉する

ところが、クランクを回し続けるとコツンと何かがぶつかる。フロントディレーラーとクランクセットが干渉している!

なんてこった・・・フロンドディレイラー(3段用)のXTとクランクセットの105(2段用)は干渉するのだ。

ネジ穴も潰れたことだし、フロントディレイラーを海外通販で買おうかと思ったが、30km/hの巡航速度なので、アウターがそもそも必要ないことに気がついた。

貧脚だからインナーだけでも全く問題ない。フロントはシングルギアで固定したまま通勤することにした。

貧脚で良かった・・・。

ヒルクライムで速くなるトレーニング

富士ヒルクライムでは、ゴールタイムによって、ゴールド(65分未満)、シルバー(75分未満)、ブロンズ(90分未満)のリングが届く。

富士ヒルクライムブロンズリング

2016年の男子では、全体の34.3%(ほぼ3人に1人)がブロンズ以内のタイムで走り、8.28%(ほぼ100人に8人)がシルバーリングを獲得、そして0.57%(ほぼ1000人に6人)がゴールドリングに到達している。(主催者選抜を除く)

レース初参戦の去年の富士ヒルクライムは、87分でゴールした。それから1年、毎日の通勤で25kmとローラー台で25kmの1日50km走った。1ヶ月で1,500kmなので、2年目は75分のシルバーも夢ではないと思っていたけど、結果は84分だった。

シューズなどで軽量化したので、事実上、速く走れるようになっていない。いや、上がってないどころか、平坦区間でトレインに乗れたから遅くなっているかもしれない。

トレーニングしても速く走れない原因

というわけで、海外のトレーニング関係の文献を読み漁る。おかげで、なぜ1ヶ月に1,500km走っても速くならないのか原因が判明した。

ジャイアントのローラー台

運動強度が足りないと早くなることはない!そういえば、ローラー台練習はhuluを見ながら25km程度のスピードで漕いでいたし、通勤は市街地なので信号が多く、心拍数が130を超えることはない。

富士ヒルクライムのタイムとローラー台の放熱量から、使っているジャイアントのローラー台CYCLOTRON FLUIDのワット数を研究所のスーパーコンピューターを使って計算してみた。

熱解析からローラー台のワット数を調べてみた

スパコンの解析結果では25km-220W、26km-240W、27km-260W、28km-280W、29km-300W、30km-320Wとなる。ワット数の全てが熱に変わるわけではないが、280Wもあれば卵焼き、320Wでステーキが焼ける表面温度になることがわかった。

25kmでトレーニングするとだいたい220Wになる。この運動強度では、いくら長時間練習しても効果がないらしい・・・

シルバーを獲得するためのトレーニング

試しに全力で走ってみようと思い、ローラー台を30kmで漕ぐこと5分、息も絶え絶えになる。ちょっと強度が高いのかと思って28kmで漕ぐと、今度は15分で限界になる。なんと!この私がこんなに弱かったとは。

でもこれでローラ台での練習メニューが決まった。

月曜日、28km(心拍数150)を15分+インターバル走5分を2回繰り返し、20分かけてクールダウン

火曜日、25km(心拍数130)の一定ペースで1時間ローラー台

水曜日、30km(心拍数160)を5分+インターバル走5分を3回繰り返し、20分かけてクールダウン

木曜日、25km(心拍数130)の一定ペースで1時間ローラー台

金曜日、25km(心拍数130)の一定ペースで45分ローラー台+高速回転(100回転)ペダリングのトレーニング15分

土曜日、月曜日と同じトレーニング

日曜日、三浦半島1周でのんびり120kmのロングライド

この練習メニューでシルバーリング取れたらどうする?私!

来年こそはシルバーリングを獲得して、貧脚向けのトレーニング本を執筆、そしてベストセラー作家になって大金持ちに、なんて。