富士ヒルクライムでは、ゴールタイムによって、ゴールド(65分未満)、シルバー(75分未満)、ブロンズ(90分未満)のリングが届く。
2016年の男子では、全体の34.3%(ほぼ3人に1人)がブロンズ以内のタイムで走り、8.28%(ほぼ100人に8人)がシルバーリングを獲得、そして0.57%(ほぼ1000人に6人)がゴールドリングに到達している。(主催者選抜を除く)
レース初参戦の去年の富士ヒルクライムは、87分でゴールした。それから1年、毎日の通勤で25kmとローラー台で25kmの1日50km走った。1ヶ月で1,500kmなので、2年目は75分のシルバーも夢ではないと思っていたけど、結果は84分だった。
シューズなどで軽量化したので、事実上、速く走れるようになっていない。いや、上がってないどころか、平坦区間でトレインに乗れたから遅くなっているかもしれない。
トレーニングしても速く走れない原因
というわけで、海外のトレーニング関係の文献を読み漁る。おかげで、なぜ1ヶ月に1,500km走っても速くならないのか原因が判明した。
運動強度が足りないと早くなることはない!そういえば、ローラー台練習はhuluを見ながら25km程度のスピードで漕いでいたし、通勤は市街地なので信号が多く、心拍数が130を超えることはない。
富士ヒルクライムのタイムとローラー台の放熱量から、使っているジャイアントのローラー台CYCLOTRON FLUIDのワット数を研究所のスーパーコンピューターを使って計算してみた。
スパコンの解析結果では25km-220W、26km-240W、27km-260W、28km-280W、29km-300W、30km-320Wとなる。ワット数の全てが熱に変わるわけではないが、280Wもあれば卵焼き、320Wでステーキが焼ける表面温度になることがわかった。
25kmでトレーニングするとだいたい220Wになる。この運動強度では、いくら長時間練習しても効果がないらしい・・・
シルバーを獲得するためのトレーニング
試しに全力で走ってみようと思い、ローラー台を30kmで漕ぐこと5分、息も絶え絶えになる。ちょっと強度が高いのかと思って28kmで漕ぐと、今度は15分で限界になる。なんと!この私がこんなに弱かったとは。
でもこれでローラ台での練習メニューが決まった。
月曜日、28km(心拍数150)を15分+インターバル走5分を2回繰り返し、20分かけてクールダウン
火曜日、25km(心拍数130)の一定ペースで1時間ローラー台
水曜日、30km(心拍数160)を5分+インターバル走5分を3回繰り返し、20分かけてクールダウン
木曜日、25km(心拍数130)の一定ペースで1時間ローラー台
金曜日、25km(心拍数130)の一定ペースで45分ローラー台+高速回転(100回転)ペダリングのトレーニング15分
土曜日、月曜日と同じトレーニング
日曜日、三浦半島1周でのんびり120kmのロングライド
この練習メニューでシルバーリング取れたらどうする?私!
来年こそはシルバーリングを獲得して、貧脚向けのトレーニング本を執筆、そしてベストセラー作家になって大金持ちに、なんて。