ヒルクライムのトレーニングには心拍数管理

速く上るには心拍数管理が必要

箱根ヒルクライムと富士ヒルクライムレースでは、心拍数計をつけて走った。実は心拍数計は去年買っていたのだが、すっかり忘れて箱根ヒルクライムの前日の「ヒルクライムの上り方講座」を聞いて思い出した。

心拍数計かパワーメーターをつけるとペース配分が一定になるのでいいらしい。

心拍数

箱根ヒルクライムでは、9%を越える勾配が10km続く。心拍数は150前後だったが、歩くような速度で上ってしまった。

続く富士ヒルクライムは、平均斜度が5.2%と緩めだったこともあり、速度も落とさず上れたが、それでも心拍数は160がやっとだった。

レース後、心拍数が気になってローラー台を必死で漕いでみると160がやっと。ロードバイクのブログを見ていると、皆さん170ぐらいの心拍数になっている。

俺はノミの心臓か!?心拍数160で限界って弱くない?

心拍トレーニングの目安

心拍数とトレーニングゾーン

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Heart_rate

  • 最高心拍数の100~90%:短時間のみトレーニングでき、速筋繊維を鍛えることができる
  • 最高心拍数の90%~80%:エネルギーが脂肪から筋肉に蓄えられた糖(グリコーゲン)に切り替わり、乳酸がたまる。トレーニングすれば乳酸閾値が高くなる。酸素の供給が足りなくなるので、この強度を長時間維持できない。
  • 最高心拍数の80%~70%:心血管系の強化につながる。酸素の運搬能力と二酸化炭素の排出能力がトレーニングで高まる。75%を目安にトレーニングすると良い。
  • 最高心拍数の60~70%:脂肪が燃焼するので体重が軽くなる。持久力と有酸素能力が向上する。回復走は70%の以下の強度にする必要がある。

おすすめの心拍数トレーニング

最高心拍数の90~80%のトレーニングは1週間に最低25分間必要で、この強度でトレーニングすると乳酸閾値が上昇して、走るスピードが速くなるそうだ。そこで、次のようなトレーニングを組んでみた。

  • 1日目:3×10分(90~80%)にそれぞれインターバルを3分間(70~60%)
  • 2日目:最高心拍数の75%で1時間ローラー台を漕ぐ
  • 3日目:最高心拍数の65%で1時間ローラー台を漕いで脂肪を燃焼。

ヒルクライムレースは長くても1時間ちょっとなので、ロングライドの有酸素運動とは違って、無酸素運動の比重が大きくなる。そのため、ある程度負荷をかけたトレーニングを行わないと速くならないことが2年目で判明した。

とりあえずローラー台でのトレーニングメニューを替えて練習してからキング・オブ・ヒルクライム富士山2016に出てみよう。今はまず、きつくても走れるようにトレーニングだ。

2016富士ヒルクライムはブロンズ

去年は人生初の自転車レースを経験した。富士ヒルクライムは勾配が緩やか(平均5.2%)なので、初心者でも完走しやすい敷居の低いレースということになっている。

富士ヒルクライムの平均勾配は5.2%と初心者向け

初参加の2015富士ヒルクライムは、三浦半島で週末に練習していたたおかげでなんとか90分を切ることができた。富士ヒルクライムは全長24km(計測区間)、平均勾配5.2%のコースで、90分未満でゴールするとブロンズリングがもらえる。

富士ヒルクライムコース

去年のゴールタイムは1時間28分(88分)だったので、今年は80分を目標にしていた。富士ヒルクライムでは、申告タイム順に出走グループが決まる。2015年が90分の申請で7000番台、今年は80分の申請で5000番台だった。

今年は5000番台なので、主催者選抜チームがスタートしてから、20分後にスタートする。最初はゆっくりとしたパレード走行で、胎内交差点にある計測開始地点を目指して集団が進んでいく。タイムは個人別になるので、パレード走行区間は追い抜く必要もなく、集団で移動する。交差点を曲がると計測開始地点があり、集団のスピードが上がり始める。

計測開始地点からしばらく7%前後の傾斜が続くが、箱根ヒルクライムの10%急坂苦行を2週間前に経験しているので、どうということはない。歩くような速度の箱根ヒルクライムと違って、ケイデンスを75に保ったままで上ることができる。体が軽い!ような気がする。

富士ヒルゴールド通過目安タイム表

今年は、各リングを獲得するための通過タイムシートがゼッケンと一緒に入っていたので、「シルバー」を選択して張り付けてみた。5km通過の目安タイムが17分8秒。心拍数は160まで上昇したが、まだ走れるし余裕がある。集団は長く伸びてきたが、5000番台の集団から遅れるといったことにはならなかった。

5kmの通過タイムは19分。2分ほど目安タイムを下回っている。このままのペースでゴールすると、シルバー75分+10分で85分ぐらいのタイムになりそう。去年よりは通過タイムが速いけど、去年は心拍数130で上ってたんだよね。俺ってやっぱり弱くなった?

10kmの通過は、目安タイムより4分も遅れてしまった。でも心拍数が150~160の範囲にあるので、これ以上頑張るとゴール前で力尽きそう。傾斜が楽になる区間もあるので、ギアを小まめに調整して加速する。緩やかな勾配では、周りを追い抜いて進んでいく。でも上りになると周りとほぼ同じ速度になってしまう。

15km通過時点でほぼ6分遅れになった。ペースは一定らしいけど、シルバーには到底届かない。
去年はこの辺で腰が痛くなったけど、今年は何ともない。そのかわり、ケツが痛くなってきた。ローラー台での練習ばっかりで、ほとんど実走していないから、ケツまで弱くなったらしい。

ダンシングしたいところだけど、上手くないのでダンシングすると脚が終わってしまう。ツール・ド・フランスを見ていると、どの選手も簡単そうにダンシングをしている。ところが、ダンシングはけっこう難しくて、周りのダンシングをしている人を見ると、シッティングで上る自分より遅かったり、上体がふらふらして力が逃げてしまうのが素人目にも分かってしまう漕ぎ方ばかり。自分もダンシングの練習をしてこなかったので、自信がない。やっぱり、練習しないとダメなのね。

ヒルクライムレースはどうしても1時間以上は漕ぐことになるので、同じ体勢を続けてどこかが痛くなる。ダンシングを上手く組み込めば、上りも楽になりそう。

4合目は太鼓の応援。去年と同じリズムで太鼓をたたいていた。ここも傾斜が7%近くあるけど、去年よりは楽に上れている気がする。心拍数は145程度まで落ちてしまうので、回転数を上げて150を下回らないようにする。

4合目を通過してしばらくしてから、最初の下山組とすれ違う。今年のトップ選手はこの下山組にいるのだろうか?スポーツマンガだと、とっくに優勝争いに絡んで盛り上がっているはずなのに、現実は厳しい。主人公達以外のモブだって練習すれば少しは早くなるはず!来年はシルバーをゲットしてやる!

富士ヒルゴール前の平坦区間

最後の直線は、もったいないことにしばらくソロで走ってしまった。途中、追い抜いて行くトレインがあるので便乗させてもらう。やはり前の人が風よけになってくれるので、スピードが速くなる。この辺で2グループ目の下山組とすれ違った。あまり苦しそうに走っているのもカッコ悪いので、フォームを意識して走る。白鳥と一緒で、優雅な姿しか見せないのだ。

最後に傾斜のキツイ上り坂があるので、温存していた残りの力でペダルをクルクル回す。去年は近くに総北高校のジャージを来た選手がいたので、総北コールが掛かっていたが、今年は周りに見なかった。もしシルバーランク(75分)以内にゴールができるようになれば、京都伏見のジャージで上ってみようかな。モーゼみたいに前の集団が割れて、走りやすそう。

最後に抜かれることが多いので、今回はラストスパートで速度が落ちないようにスタミナを温存していた。それでもゴール前は傾斜がキツイので速度がでない。カメラ目線をすっかり忘れてゴールしてしまった。ゴールタイムは84分だった。去年より3分速いけど、目標の80分は切れなかった。シルバーリングへの道は遠い。

ゴールすると、すでにすごい人。ソフトクリームとメロンパンを買いたかったのだが、すでに行列になっているので諦めた。ホテルのチェックアウトが11時なので、早めに帰らないと温泉に入る時間がなくなってしまう。トイレも我慢して、急いで下山組に合流。

下山中にキクミミさんを見かけたので手を振ったら、気づいてくれたみたい。上りの最中なのにすごい余裕。キクミミさんは最後尾からスタートして、重たい自転車で90分を余裕で切るペースで上るので、かなり有名な方。自分は貧心拍で有名になりそう。

2016年箱根ヒルクライム参戦

箱根ヒルクライム初参戦

ヒルクライムレースの時期となった。箱根ヒルクライムの舞台は箱根ターンパイクだ。ゴール地点の大観山は湯河原からバスで来たことがあるが、今回は小田原側から自転車で上ることになってしまった。斜度を見てからレースに申し込んだことをちょっと後悔。

箱根ヒルクライムのレースコースは10%近い勾配が10km地点まで続きます

10kmで922m上るってことは、斜度が9.2%あることになってしまう。初心者が上れる勾配なんだろうか?人生で2回目のレースにしては斜度がきつくない?

毎日ローラー台で練習しているからなんとかなるし余裕、余裕!と自分をごまかしつつ落ち着いた。でも、スタート前から心拍数は100を超えている!優勝できるわけでもないのになぜ心拍数が上がるのか不思議だ。初心者なので慣れていないせいかな?

箱根ヒルクライムスタート直後

あぁ、スタート直後から勾配がきつい……。前のグループがゆっくり上っていたので、予想はついていたもののとうとう自分のグループが走り始めてしまいました。

スピードは11km/hで心拍数がどんどん上がる。もう少し速く走らないと1時間を切れない。でも心拍数がもう150で、ここで頑張ると後半までスタミナが持ちそうもない。

箱根ヒルクライム2km過ぎ

2kmを通過。勾配は相変わらずきつい。体感で10%の斜度が延々と続き、心拍数が150付近から下がらない。

しかも天気が良いので照り返しがきつい。スピードが10km/h程度なので、無風状態で暑く、汗が滝のように流れ落ちる。

軽量化作戦でボトルを持ってきてないから、ゴールまでたどり着けるか心配になる。まだ2km地点で1時間切りの目標がムリっぽいと確信に変わりつつある。

箱根ヒルクライム3km通過、相変わらず勾配がきつくてつらい

前日のヒルクライム講座を思い出して、息を吸うより吐くことに意識するけど、やっぱり苦しい。あと7kmもこの急勾配が続くと思うと、心が折れそうになる。

背中が痛くなり始めた。うーっ。そういえば、去年の富士ヒルクライムでも背中が痛くなったのを思い出した。上半身の筋肉が足りないのか、ポジションがあっていないのか原因が気になる。

箱根ヒルクライムで次のグループが追いついてきた

4km地点の手前で、後続のグループが追いついてきた。5分遅れでスタートなので、速い人は確実に1時間を切るペースで上っている。
すごいっ!と思いながらも、ついていくことができない。来年は追い抜く側で走りたい。

箱根ヒルクライム5km地点

上り坂の中間地点5kmを通過した。背中の痛みが続いているため、まるで苦行のようなヒルクライムになってきた。うひーっ!天国まではあと5kmもある。ポジションをいろいろ変えてみるが、楽にならず嫌な展開だ。
お願いだから、これ以上痛くならないでくれ。

箱根ヒルクライム6km地点

6km地点の橋からは、小田原の街が見下ろせた。うわ~、こんな高さまで上ってきたんだ!

タイムはもはや気にしていないので、景色を楽しんでやる!普段は自転車で上ることのできない有料道路なので、この景色も1年に1回のレースでしか見ることができない。

急坂が続くのでふらふら走る

ふらふら上っているので、後ろから追い越す人のジャマにならないようになるべく左側によって走る。自分だけふらふら走っているかと思っていると、前の人もふらふらしている。くっ、去年より弱くなった気がする。

あまり見る機会のない斜度10%の看板

あまり見ることがない斜度10%の標識を、あちこちで見かける箱根ヒルクライム。これぞヒルクライムといった感じの斜度だが、見るたびに心が折れそうになるのはどうしよう・・・。

先発グループとすれ違う

箱根ヒルクライムは、全体を大きく2つのグループに分けてレースが始まる。人数の多い30代と40台は後半のグループになるので、途中で先に上って下山するグループとすれ違う。

あまりふらふら走るのもカッコ悪いので、すれ違うときはふらつかないように気合を入れる。でもきっと、顔が疲れてるから初心者なのがわかっちゃうんだろうなー。

箱根ヒルクライム残り3km

残り三キロで、コースは平坦区間が混じるようになる。脚はまだ残っているので、加速して何人か追い抜くことができた。スピードが出ると、火照った体に風が当たって走るのが楽になる。斜度があるとスピードが出ないから、暑さに弱い私はのぼせて調子が悪くなったらしい。平坦区間で頑張れ、私!

箱根ヒルクライム残り2km

残り2キロ。平坦区間のスピードは40km/hを超えているけど、風除けにできる人がいないから、これ以上の加速ができない。アップダウンが繰り返すコースなので、上りではやはり抜かれてしまう。

箱根ヒルクライム残り1km

苦行もいよいよラスト1km。横を筋骨隆々で日焼けしたおじさまが抜いていく。「レース後にフォーム指導してください!一緒に走ってください!」と声を掛けたいのを我慢。誰か一緒にヒルクライムの練習に付き合ってくれませんか。

箱根ヒルクライム残り500m

残り500mになった。すると、横から抜かされる。ムムムッ!負けるか!競輪選手の如く漕ぎまくった。

箱根ヒルクライムゴール

ゴール直前に2人に抜かれる。もっとヒルクライムの練習をしてから参加すべきだった。さずがに初心者には斜度がキツイと思っていたら、ブエルタ・ア・エスパーニャの山岳コースを見て驚いた。山岳ミラドール・デ・エサロは平均13.1%、最大勾配29%になっている。この斜度なら担いで上ったほうが速そう。

来年はもう少し練習して参戦しよう!今年はルツェルンで夏合宿でもしようかな。

箱根ヒルクライム前日

ヒルクライム講座で上り方を研究

箱根ヒルクライムの前日エントリーに行ったついでに、ヒルクライム講座が開催されていたので参加した。

いつもはぼっちで走っているので、走り方が自己流で上達速度もゆっくりだ。
このまま自己流で走っても、速く上れるようになるか怪しくなってきたな。
と思っていたので、ちょうど良い機会だしヒルクライム講座い参加した。

要約はつぎのような感じ

①慣れない事はしないほうがよい

レースでヨーロッパから輸入の高級サプリを摂る、新しいホイール・シューズ等に換えてみるといった普段と違うことをしても、逆に遅くなってしまうらしい。

実体験に基づくアドバイスで、高級サプリは吸収が良すぎて途中でエネルギー切れになってしまったのだ。
また、新しいホイールとシューズは機材トラブルの元になるといった理由。

前日に何をやっても早くなることはないので、普段通りに過ごすのが良い。
何かすると逆に遅くなることが多いのだ。

②ダンシングは脚が終わる

上手な人は別の筋肉を使うから問題ないけれど、ダンシングが下手だとシッティングと同じ筋肉を使うので、終わりかけの脚が本当に終わってしまう。
ダンシングするならまだ脚が残っているうちにダンシングする。

③ペース配分は前半余裕を持って

レースだと普段より周りのペースに流されやすいので、前半は自分でゆっくりだと感じるペースで走る。
後半の失速を防ぐためには、心拍計やパワーメーターのワットを目安に走ると安定する。
レースだと頑張れそうな気がするが、それは気のせいで通常より早くなることはないから前半に頑張り過ぎないように心がける。

④早めのギアチェン

プロのレースだと「チェーンが外れた」は機材トラブルではなく、ギアを換えるのが下手だと判断される&周りの迷惑になるので罵声を浴びてしまうらしい。
プロの世界は厳しい!
チェーンが外れるのはムリな組み合わせギアチェンが原因!なので、機材トラブルのせいにはできないのがその理由。
また、プロほど細かくギアを換えるので、負荷を一定に維持できるようにギアチェンを早めに行う。

⑤上体は動かさない

ヒルクライムでは特に、体を左右に振って上る人を見かけるが、ムダなエネルギーを使っているので早く走れない。
ペダルを踏み込む力で上体が浮き上がるのを、体重で押さえるのは実は効率がよくない。
踏み込む脚と、引き脚のバランスがよくなれば、上体を振らなくても上ることができる。

⑥接触しても倒れないポイント

前輪に全体重をかける初心者は転びやすい。要はバランスの問題らしいが、こればっかりは練習が難しそう。
ぼっちで走っているので、誰か練習に付き合って・・・

競輪選手のチームスプリントを見学

ヒルクライム講座の後は、トラック内から競輪の模擬レースを見学のイベント。
1番前を走る誘導員がしばらくトレインを引っ張り、外れるとスプリントが開始される。ゴール直前の半周はトップスピードが60km/hを越えるらしく、すごい迫力があった。

ゴール前のスプリントはTVのツールドフランスでしか見たことなかったけど、間近で見るレースはスピード感が伝わるからドキドキした。3人で走るチームスプリントも面白い。オリンピック競技なのでリオのレースも放送して欲しい。けど、日本では自転車競技はマイナーだから、せっかくの競輪も放送されない可能性が高い。
弱虫ペダルのオリンピック編とは、マイヨ・アルカンシエル編なんて制作すると人気が出ない?

東京オリンピックは見に行ってみようかな。・・・自転車競技ならチケット買わなくてもコースで見れるよね?

エスケープRX2を10速化

9速のGiant ESCAPE RX2を、なんとか10速化しようと、パーツを集めていた。ESCAPE RX2の2011年はリアディレイラーにTIAGRA9速が付いていたため、10速のロードバイクと互換性がなかった。

さらに、通勤用のクロスバイクとはいえ、他の自転車に抜かれるのはカッコ悪いかと考えたのだ。そこでついでに、余っていたULTEGRAのスプロケとチェーンも流用してコンポもアップグレードしてみた。

レース用のロードバイクのコンポがULTEGRAなので、お下がりを使えば安くアップグレードできる。

リアディレイラーをTIAGRA9s→ULTEGRA10s

Giantのescape rx2Giant ESCAPE RX2 2011年モデル

ESCAPE RX2の2011年は、リアディレイラーにTIAGRA9速が付いていたため、ロードバイクと互換性がなかった。これでロードバイクのスプロケとチェーンを再利用できるようになった。よしっ!

リアディレイラーはアルテグラに交換ULTEGRA10s

最初のリアディレイラーは、TIAGRAで旧式の9速、5年目に突入してから「ギッチギッチ」とプーリーから異音が出るようになってしまった。

はっ!もしかして1日20km、5年で2万キロは走ったから、もうそろそろ寿命でもおかしくない?大した整備もしないで、働かせすぎたのでは?

アルテグラのリアディレイラーは、お値段も7,000円ちょっとで買えてしまう。10速にするために換えてみた。

ULTEGRAは上から2番目のグレード、一方、TIAGRAは上から4番目。変速性能は明らかにULTEGRAの方がいい。ギアを換える時の衝撃がほとんどない。TIAGRAは「ガッチャン」に対して、ULTEGRAは「カシャ」といった感じで変速する。

シフターをXTに交換

シフターはXTシフターはXT

初めから付いていたシフターはSHIMANO R440 9Sという謎のグレード。一般的に、フラットバーのMTB用シフターは、ロードバイク用のリアディレイラーと互換性はないと言われている。

GiantのESCAPE RXシリーズでは、最初からその組み合わせだけど、変速は問題ないし、スパスパ決まる。

MTBのグレードは上からXTR>XT>SLX>DEORE>・・・となっている。リアディレイラーをULTEGRAにしたので、シフターも上から2番目のXTにしてみた。

シフターも錆が出始めていたので、5年目ぐらいから交換したかった。雨の日は基本乗らないけど、高温多湿な日本では、5年程度で錆が浮き出るらしい。

R440 9S → XT SL-M780ラピッドファイアーに交換した。うーん、見た目はそんなに変わらないな。

クランクセットは105

クランクセットは105ケチって105になったクランクセット

オリジナルのクランクセットは、FSA OMEGA MEGAEXO 30/39/50Tだった。シマノのディレイラーにFSAのクランクセット、さらにブレーキはTEKTROと、見事に他社製品のハイブリッド技術の結晶になっている。

これだけ組み合わせた製品があるなら、SHIMANOの違うグレードでの互換性なんでどうでもよくなる。

「あんなの飾りです。遅い人にはそれがわからんのですよ」

確かに、走行スピードは1km/hも速くなっていない気がする。それでも、変速はかなりスムーズになったのだ。

クランクセットはロードバイク用の105(FC-5603)を12,000円で購入。ULTEGRAで揃えたかったけれど、通勤用のクロスバイクなので倍の値段のクランクセットには手が出ない。

フロンドディレイラーはSHIMANO R453(SORA) → XT FD-T780(フロント3段)に変更した。

フロントディレイラーを取り付けてから思い出しだのが、アウターって使ったこと1度もないんだった!35km/hまではミドル?で問題なく加速できるし、そもそも信号の多い街中で35km/hになることもほとんどない。

コンパクトクランクにすれば、軽量化もできたのに考えてなかった。アウター使う程の脚力がないのは貧脚の証かもしれない・・・。

ロードバイクの軽量化のコスト

去年は富士ヒルクライムレースに参加してしまった。初めてのレースで脱初心者の目安といわれる90分を切ったので、ヒルクライムは向いているらしい。

最初のスタート組は選抜された人たちなので、どんな自転車に乗っているのか参考にしようと思って見に行った。

  • コンポは最上位グレードのDURA-ACEが多い
  • ホイールも値段の高いカーボン製が多い
  • ロードバイク本体も各メーカーのハイエンドモデルが多い

なるほど!本人の脚質もあるんだろうけど、機材もいいのを使わないとダメなのかなぁ

申告タイムが遅くなるほど、コンポのグレードもDURA-ACE > ULTEGRA > 105をつけている人の割合が増えていく。

ヒルクライムは速い人ほど機材を軽量化している。ULTEGRA(上から2番目のグレード)のコンポを使っているから財力のあるほうかと思っていたけど、思わぬDURA-ACE祭りで思い知ってしまった。まったくもう。

ロードバイクを海外通販で買ってからほぼ2年が経つので、軽量化に取り組んでみるかなぁ。ふふふ。財力には自信があるし。

ボトムブラケットをDURAに変更

ボトムブラケット、アルテグラの重量を測ってみると91gアルテグラの重さは91g

ボトムブラケットをアルテグラからDURAに換えてみた。新しいDURAボトムブラケットは一回り小さい。工具が使えなくて焦っていたら、プラスチックの付属品でボトムブラケットの取り付けができた。

bbduraデュラエースの重さは64g

アルテグラ(2,800円)からデュラエース(3,410円)に交換すると27g軽くなった。つまり、1g軽くするのにかかるお値段は23円ほど。

ビンディングシューズをSPD→SPD-SLに変更

去年の富士ヒルクライムでは、ビンディングペダルにSPDを使っていた。ビンディングペダルにはSPDとSPD-SLの2種類がある。でもロードバイクレースではほとんどSPD-SLしか使われていない。SPDペダルは自分しかいなかったので、初心者感を漂わせてしまったのかなぁ。(´・ω・`)

しかもwiggleで買った1番安いシューズなので、とにかく重い!天下一武道会前の修行みたいで、試合直前に外すと地面にめり込んだら周りを威圧できそう。

shoe01wiggleで買った一番安いビンディングシューズ

初心者なんで一番安いのでいいだろうと深く考えもせず、買ったビンディングシューズの重量は片方で458g。まさかこんなに重いとは思っていなかった。

Diadra Prpracer3CRCで購入したDiadra Proracer3 2014

定価45,000円のDiadra Proracer3 2014が69%引きで、15,000円でセールになっていた。2014年モデルなので、在庫処分のため値下げしているらしい。海外通販でたまに掘り出し物が見つかる。

spdslのクリートSPD-SLペダルのクリートは19g

重量は片方で307g。SPD-SLのクリートは片側19gなので307g+19gで合計326gになる。ビンディングシューズ両方では264gの軽量化になった。

Wiggleで買ったビンディングシューズは3,000円程度。Diadra Proracer3は15,000円なので、1g軽くするのにかかるお値段は57円ほど。

ビンディングペダルをSPD→SPD-SLに変更

ペダルをSPDからSPD-SLに変更した。ロードバイクレースでは、SPDペダルを使っている人をほとんど見かけない。SPD-SLに換えてしまえば、見た目の戦闘力が20%増といったところか。

SPDペダルSPDペダルは187g

ペダルはSPD-SLの方が大きい。ところが、重さを測定するとSPDペダルは意外と重かった。なぜ小さいほうが重いんだ?

SPD-SLペダルSPD-SLペダルは128g

これまで使っているSPDペダルは、シマノ製のPD-M520で値段は3,600円程度。新しく買ったSPD-SLペダルは、同じくシマノ製のPD6800(アルテグラ)で12,000円。

1g軽くするのにかかるお値段は71円ほど。SPD-SLが使われるいる理由が判明した。もしかしてDURAエールのペダルにすれば、もっと軽量化できたのでは?ケチらなければよかった・・・

まぁ、3万円で400gの軽量化ができたので、今年のタイムは去年より遅くなることはないよね。でも、SPD-SLペダルはシューズがなかなか外れなくて、立ちゴケしそうなんだよね。う~ん。

2016年のヒルクライムレース

初心者ながら2015年は富士ヒルクライムレースに参戦してみました。でも、意外とレースの締め切りって早いんですよね。

もしかして、申し込もうと思っていたレースのエントリーがもう終わっているのでは!? 去年は箱根ヒルクライムをネットサーフィン中に見つけて、エントリーしようとしたらとっくに申し込みが終わっていました。

とりあえず関東でエントリーできそうなヒルクライムレースを調べとこ。ほんとはクリテリやエンデュロにも出てみたいけど、ぼっちなのでヒルクライムレースにしか参戦できなさそう(´・ω・`)

関東近辺のヒルクライム大会

  • 榛名山ヒルクライム 5/17(日)
  • 箱根ヒルクライム 5/29(日)
  • 富士ヒルクライム 6/12(日)
  • 乗鞍ヒルクライム 7/10(日)
  • マウンテンサイクリング in 乗鞍 8/28(日)
  • まえばし赤城山ヒルクライム 9月?
  • キング・オブ・ヒルクライム富士山 9月?

参戦する3つのレース決定

うーん・・・。横浜からちょっと遠い榛名山は微妙に交通手段がないし、暑い夏のヒルクライムで倒れると周りに迷惑かけそうだし。

新幹線を使って移動できる箱根と富士山に決めました。前泊で移動すると疲れるし、お金もかかってしまうので、意外と選択肢はありません。

箱根ヒルクライム

  • 開催日:5/29(日)
  • 距離:13.8km
  • 平均勾配:7.2%

箱根ヒルクライムのエントリー期間は3/2~4/28まで。平均勾配7.2%とちょっと急ですが、距離が短いので何とか上れそう。

前日に小田原で受付を済ませる必要があるけど、ウチからだと小田原まで電車で15分なので、前泊しなくても参加できてしまう。

エントリー期間が長いのは、参加者がそれほどいないために違いない。気付いたらエントリー開始から1週間経っていたが、あっさりエントリーできた。でも、まさか初心者お断りのレースではないよね?

富士ヒルクライム2016

エントリーが始まったと思ったら、あっという間に終わってしまった富士ヒルクライム。今年は、3/18(金)20時のエントリー開始と同時に申し込みをクリックしたので、20時10分にはエントリー完了。

そしてなんと翌日には8500人のエントリー枠が埋まったようで、締め切られていました。あぁ早くエントリーしてよかった!

富士ヒルクライム
富士ヒルクライム2015

去年はペースが分からないので、申告タイムを「90分」にすると、第7グループの7000番台でした。去年はだいぶ余力を残してゴールしたので、スタミナは結構残っていた。そこで今年は、深く考えずに「80分」でエントリー。

富士ヒルクライム

  • 開催日:6/12(日)
  • 距離:24km
  • 平均勾配:5.2%

最近はローラー台練習ばっかりで、実走はなんとゼロ。しかも花粉症なので、外で走るのは当分ムリそう。ローラー台の練習だけで富士山上れるかなぁ

まぁいい。車と信号が多くて都市部は走りにくいので、ローラー台を漕ぎまくったほうが、負荷を維持するヒルクライム用のトレーニングになるのだ。

キングオブヒルクライム富士山

最後に去年は雨が降っていたのでDNSしたキングオブヒルクライム富士山。このレースは秋に開催されるので、エントリーは当分先になる。まだ2016年のレース日程も決まっていないが、たぶん9月の終わりになるのだろう。たぶん。

雲に隠れる富士山

2015年は朝から雨が降っていたので、ホテルでゆっくり朝食を食べていたら、なんと雨雲の間から富士山が見えた。自分と同じで結構DNSした人が多かったのかと思っていたら、リザルトでは皆さん完走している。う~ん。小雨程度ならムリにでも走ったほうがいいのかなぁ。

富士山9/27

キングオブヒルクライム富士山

  • 開催日:9月の終わり?
  • 距離:26.9km
  • 平均勾配:6.9%

ロードバイクに乗り始めて1年以上経過したが、いまだに”ぼっち”で走っているのだ。友達をヒルクライムレースに誘っても、「なんでそんな苦行するの?」って真顔で返さた。

ヒルクライムのレースに出ると言ったら、ドMの人と思われてしまうのは何とかならないのかな?自分ではMの自覚は全くないんだけど。

とにかく、レースで頑張るのだ。もしかすると、同じくらいのタイムの人と話す機会があって、友達になれるかもしれない。ヒルクライムぼっち村からヒルクライム謳歌村に移住したい。

自転車製造大国の台湾に出張

台湾のロードバイク事情

工場の品質管理のために台湾に出張しました。

夕暮れの台北101

すでに知っているかもしれませんが、カーボンフレームのロードバイクは台湾が世界トップシェアです。

Giantは有名な台湾のメーカーですが、今乗っているコルナゴのCX3.0もフレームは台湾製です。

なんで知っているかというと、イギリスのmerlin cycleから個人輸入した時、箱に「Made in Taiwan」とデカデカと書かれていました。

コルナゴのロードバイクはほとんど台湾製のフレームです。(100万円を軽く超えるハイエンドはイタリア製らしい)。

職人手作りのイタリア製よりも、品質にばらつきがなさそうでMade in Taiwanは結構気に入っています。

 

そんな台湾なので、街(台北)のあっちこっちに自転車屋さんがあるものだと思っていました。

ところが実際は、台北市内で自転車屋さんを見つけることができません。

台北の観光地の町並み

うーん、残念!

しかも、台湾のお店はマンションの1階部分に小型店舗が並んでいるので、日本の自転車屋さんほど規模が大きくなさそう。

 

ロードバイクをレンタルして台北を1時間ほど走ってみようといろいろ計画していたbirota。

しかし気温は11月だというのに28~29℃の湿度80%の亜熱帯仕様。

外に出るだけで汗が出てくるので、結局レンタルサイクルは諦めました。

だって、夕立後の蒸し暑い日本の夏みたいで、走る気力が一瞬でゼロになりましたwww

 

ちなみに、台北は東京や横浜より自転車道は整備されています。

台北の自転車道

街中を走るロードバイクもちらほら見かけました。

台北市内の自転車レーン

しかし、台北でタクシーやバスに乗ったことがある人は知っていると思いますが、自転車とバイクの運転が非常に荒っぽく(日本と比べて)、幅寄せが普通です。タクシーがベンツに幅寄せしたので、乗っているこっちがハラハラすることも

 

青信号で渡っていても、強引に車が曲がろうとするので、ママチャリをレンタルしてのサイクリングもおススメできません。

バイクが多い台北

台湾では自転車(ロードバイク)に乗るのは難易度がかなり高い- 2015年時点

 

事故が起こらないわけでもないらしく、テレビのニュースでロードバイクと車の接触事故について解説していました。自転車レーンがある場合、車道走行するのはルール違反らしいです。(台湾語のニュースだったのでたぶんそんな内容だと思います。)

慣れていないと街中の走行は難しいでしょう。

そんなわけで、台北ではMRT(地下鉄)、バス、タクシーで移動しましょう。

 

MRTには自転車と一緒に乗り込むことができます。

台北のMRTのは自転車が持ち込めます

東京より自転車にやさしいインフラが整っています。これで、車・バイクと完全分離したサイクリングロードがあれば最高なんですが・・・

台湾の車は右車線を走るので、いきなり車道を走るのは厳しいかもしれません。

風邪で一週間ダウン

久しぶりの風邪とメンテナンス

 

秋になって花粉症の症状が出てきました。

河川沿いのサイクリングロードは雑草が多いので、急にくしゃみが出て目がかゆい・・・

でもマスクをつけて走っている人は見当たらないので、秋の花粉症は自分だけなんでしょうか?

 

花粉症で鼻水が出るので、風邪を引くとダブル効果でひどい事になりました(´・ω・`)

最初は鼻水で、のどの痛みとセキに移行して治るのに1週間もかかってしまいました・・・

年とともに抵抗力がなくなるような(;-ω-)ノ

そんなわけでローラー台練習はしばらくお休みでした。

 

ようやく風邪が治ったので、通勤用のロードバイクのメンテナンスをすることにしました。

親知らずを抜いたり、雨が多かったり、さらに風邪を引いたりと2ヶ月はメンテナンスをしてないかもという悲惨な状態。

よく見ると(よく見なくても)泥だらけヾ(*´・ω・)ノ゙

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チェーンも汚れが目立っています。

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ここで登場するアイテムは「パークツール CB-2 クリーナーオイル」とホームセンターで買った「ウエス」の2つだけ!

なんとたった10分でここまできれいになりました。

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手順はウエスにクリーナーオイルを染み込ませて拭くだけ!

通販番組みたいになってきましたが、本当に効果があります。

そしてこちらがチェーンを洗浄後の写真

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黒かったチェーンに輝きが戻ってきました。

代わりにウエスが真っ黒

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こんなにきれいになるなら、もっと前に洗浄しろと言われそうですwww

気になる人はGoogleで「パークツールのクリーナーオイル」と「shop towels」で検索してみてください。

いろいろ試しましたが、メンテナンスにはこの組み合わせが最強です。

キングオブヒルクライム2015はDNS

俺は雨男level-10?

 

前日から河口湖を観光して静岡県で前泊です。

ところが天気予報は「曇り」の予報なのに霧が出て、雨まで降ってきました。

翌日(9/27)の天気を見ると、6時は「雨」、9時は「曇り」、12時は「晴れ」なので、なんとかなりそうな予感がします。

翌朝4時30分起床なので、すでに10時には寝始めました。

のびた君なみにどこでも、いつでも寝ることができますwww

 

4時30分に起きて、窓の外を見るとまだ雨が降っています。

テンションだだ下がりです(´・ω・`)

天気予報を見ると、12時まで雨に変わっていました・・・

雨の中走る気にならずDNS

 

ゆっくり2度寝しますw

食べられないと思っていた朝食を食べることができました。

なんと!!

窓の外には富士山がくっきり見えています。

富士山9/27

あららっ

これならレースに出ればよかった(ノω・、)

 

ドラえもんの道具で「雨男晴れ男メーター」という晴れ男か雨男かを判定するメーターがあります。

富士ヒルクライムも雨だったので、自分はマイナス10ぐらいかと思っていました。

雨が降っていないところをみると、-2ぐらいでしょうか?

 

9時になってもう一回富士山を見ると、なんと雲の中

雲に隠れる富士山

来年は自分の雨男を打ち消してくれる友達を誘った方が良さそうですw

ちなみに、しずかちゃんは+9、ジャイアンは+10です。

 来年は頑張るぞ!!